今の時代SNSはだれにとっても、利用客だけでなく飲食店の経営者にとっても身近なものとなりました。どこのお店でもテーブルの上に出された料理やグラスにつがれた飲み物を前に、先ず撮影してから口にする光景がよく見られます。時には飲食よりも撮影が目的のようにして楽しんでいるグループもあって、それぞれが撮った写真とともに料理や飲み物、店構えや接客の仕方など各自の目で評価したコメント等を投稿することが流行っていますが、これらはとても重要な働きをもっています。
一度でも当該店を訪れたならば自分の目で見たものあるいは体験した範囲で物ごとを判断できますが、そのような経験をしていなければ気軽に投稿されたSNSを簡単に信じてしまいかねません。
人が物ごとを判断するのはその時の自己の感情のあり方や周囲の環境に影響され、時としてその評価が適切でない場合もあり得ます。もちろん誰が判断しても同じ評価が出ることもですが、それらの評価によってお店の営業にかなり影響がでるのは事実です。
評価された方の立場の者は時には嬉しく、時には悔しい思いもしますが、それらの意見をまじめにとらえてよい評価はさらによくなるように、よくなかった点についてはその理由と対策を考えていくならばお店の繁盛だけでなく、利用する人にとっても良いお店が増えるということになります。SNSがよいお店を育てています。