屋内イベントでも熱中症対策は欠かさず行いましょう

ゴールデンウィークが過ぎ、気温が25度を超える日も珍しくなくなってきています。この時期は暑さを感じることはあれど、夏本番のように外出がおっくうになるほどの暑さではなく、むしろ程よい心地よさを感じる暑さであるため、出かける人の母数が増えます。

そのため、企業でも週末や連休に合わせて各種イベントを開催することが増えるのではありませんか?日本中で大小さまざまなイベントが開催されており、多数の来場者が訪れます。どのようなイベントにせよ、つつがなくイベントを開催し、終了させるためにはイベント主催側の準備が必要不可欠です。

特に今の時期は体が暑さに慣れておらず、体調を崩しやすい時期です。また、熱中症は屋外のみならず屋内でも起こってしまいます。予算の範囲内でできることをして、参加者が熱中症にならないよう注意をしましょう。

イベント主催者ができる熱中症対策

1.場内へのアナウンス
もっとも低コストで行える対策です。イベント進行の邪魔にならない程度の頻度で、およそ1時間に1度程度熱中症に気をつけるよう告知するだけです。

もし、うちわの配布やドリンクの販売等を行っているのであれば、行っている場所の案内もするとさらに親切でしょう。

2.うちわの配布
入場時などにうちわを配布しましょう。うちわは比較的低コストで用意できます。そのうちわにイベントの概要やイベント限定のイラストなどを記載すれば、会場に訪れた人のみがもらえるというプレミア感が出るため、広告代わりにもなります。

うちわはプラスチックの骨がついているもののほか、厚紙で作られたものまでさまざまな形があります。いずれにせよ持ち運びやすい大きさとデザインにしましょう。

3.ドリンクの販売・配布
こちらはもっとも効果的な熱中症予防といっても過言ではないでしょう。イベントに参加する人数が少ない場合は思い切って無料配布をすることもひとつの手段です。

冷えたドリンクは体にあまりよくないとは言いますが、ある程度冷やしておいたほうが来場者から喜ばれることは事実です。そこで、ドリンクが冷えすぎず、どんなドリンクがあるか一目でわかる催事用冷蔵ショーケースを用い、ドリンクの販売等を行うことをおすすめします。

4.休憩室の設置
熱中症の原因のひとつに、暑いにも関わらず無理をしてしまうことが挙げられます。涼しく、椅子に座って休めるような休憩室を設置しましょう。可能であればスタッフが定期的に巡回し、体調が悪そうな人がいれば救急車を呼ぶ、救護室や医務室に運ぶなどの管理をすることで、来場者も安心して利用することができます。

熱中症は誰にとっても他人事ではありません。今までならなかったから今年もならないというものではなく、普段元気な人でもちょっとしたことが原因で熱中症になってしまうことがあります。対策はしすぎて困ることはありません。イベントに来場したすべての人が楽しめるよう、安全管理のひとつとして取り組みましょう。