宣伝担当者なら理解すべきDM発送件数による違い

テレビCMや新聞への広告掲載よりも低コストで行えるマーケティング方法に「ダイレクトメール(DM)」があります。同じくコストの低い宣伝を行えるTwitterやFacebook、LINEなどのSNSが広く普及した現代では、郵便物を印刷して発送することでようやく情報提供が可能になるDMは非効率なのではないか、と思う企業の宣伝担当者様もいるかもしれません。

確かにSNSならば、アカウントさえ用意し、比較的短い投稿内容を考えるだけで簡単に情報提供を行うことができます。リアルタイムに情報を発信できるうえ、より集客効果を意識したデザインを考える必要もDMほどはありません。それに比べてDMは、少しでも開封してもらうためのデザインを考えたり、郵便物を印刷して発送したりする手間がかかります。しかし、DMにしかない利点も当然あります。

DMは、SNSと異なり、企業側がターゲットを絞り込んで情報を提供することができます。たとえば、過去の買い物履歴や年齢、住所、性別など、顧客の様々な特徴を参考にして、より効果的なマーケティングを行えるのがDMの利点です。また、多くの顧客が喜ぶサンプル・試供品などの実物を添付できるのもDMの特徴です。

このように、SNSを用いた宣伝方法とDMを用いた宣伝方法には様々な違いがあります。発送件数によって、内容や発送方法を変え、宣伝効率をコントロールできるのもSNSとは異なるDMの特徴です。

必ずしもDMが開封されるとは限りませんが、発送件数が多ければ多いほど、単純により広く宣伝を行えるという利点があります。しかし、ほとんどの企業では、DM発送を行う専任の人員を確保していません。そのため、発送件数が多い場合は、自社内で印刷や封入作業をまかなえない可能性があります。その場合、あらかじめDM発送作業を行うために必要な人員が揃っているDM代行業者を利用することで、人件費や作業の手間を軽減できます。代行業者の利用は、送料を低く抑えられるという利点もあります。

発送件数が少なければ、顧客それぞれに合わせた内容のDMを作りやすくなり、より宣伝効果が期待できます。発送件数が多い時ほどDM発送作業に手間がかからないので、自社内でも作業をまかないやすいという利点もあります。一方で、発送件数があまりに少ないと、利用できる代行業者が限られることが注意点として挙げられます。特に、大部数依頼をメインに受けている代行業者は、小ロットの依頼を受けていない場合が多いです。そのため、小ロットの依頼を受けてくれる業者を探さなければなりません。しかし、大部数依頼をメインに受けているこちらのようなDM代行社でも、場合によっては100通以下でも対応も可能です。

発送件数に限らず、宣伝方法や内容に様々な工夫をこらせるのが、DMの良い点です。現在、SNSによる宣伝のみを行っている企業様も、DMの併用を考えてみてはいかがでしょうか?